設計事務所での家づくりをご検討の方は早めのご準備を~
今年の4月から消費税率が8%に引き上げられ、平成27年10月には10%に引き上げる予定になっています。
10%の引上げに関しては、政府が、世の中の景気の動向をみて最終的に決めるようですが、高額である注文住宅に関しては早めの準備をおススメいたします。
もし予定通りに増税された場合、平成27年3月31日までに契約しておけば、引渡しが10月を過ぎても8%の税率がそのまま適用されます。
前回5%から8%に税率が引き上げられた時にもあった緩和措置です。
一方で、住宅ローン減税、すまい給付金の拡充やその他の住宅税制などの緩和措置もありますので、じっくりと考える時間をもうけるとあわてないで判断できるかと思います。
そして今回の本題である設計事務所で家づくりを予定している方は、ここに注意です。
それは、上記にあります平成27年3月31日までに契約しておけば、引き渡しが10月を過ぎても8%の税率がそのまま適用されるという点です。
こちらでいう契約と言うのは、建築工事請負契約のことで、設計事務所で家づくりをする場合には、その前に設計という作業があり、建築工事請負契約に至るまでには、家づくりの基なる設計図面などの書類が出来上がっていないといけません。
設計事務所(ARG)での家づくりのスケジュールは以下のイメージです。
・基本設計-お客様の要望に基づいて計画案を煮詰め設計契約を行います。
・実施設計-基本設計を基に意匠設計、構造計算、電気・設備設計を行い図面を作成します。
・確認申請-建築基準法に基づいて行う申請業務の他、金融公庫などへの申請業務があります。
・見積工事契約-建築会社へ見積を依頼し建築費が確定したのちに工事契約を行います。
こちらのケース2を見る限りでは、10月からではギリギリのような感じがしますね。
また※印のコメントにあるようにお施主様により設計期間は様々です。
余裕をもって取り組まれるためにも早めにご相談されることをおススメいたします。
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